タイミングベルトカバーを外すと内部もオイル
っぽく汚れています。
タイミングベルトなどオイルが付着すると劣化
が進み切れなどトラブルの原因になりますので
注意必要です。
ウォーターポンプを外すとクーラント通路は
錆びも無く良好なコンディションでした。
5月×日  カプチーノのLSDオーバーホールしました。
デフマウントも切れているの合わせて交換
しました。
昨年初めてご来店頂き、車検やその他整備でご利用頂いているお客
様で、その時リヤデフがヘタッていてチャタリングがガコッガコッて物
凄くて、交差点を曲がる時などでも車体が揺れ動く位に引っかかる様
なLSDの動きで、早くオーバーホールした方が良いですよとお伝えし
ていたのですが、今回予算が出来たのでオーバーホール依頼でご来
店。
このLSDの動きは、中古で車を購入してすぐに出だして、こういう物だ
と思って乗っていたようです。
このダイアリーでも何回かご紹介させて頂いた事がありますが、クスコ
のLSDはロックトルクを稼ぐ為にディスクを大きくレイアウトされていたり
の影響で、ヘタリだすとチャタリングが出て作動音・低速旋回中に引っ
かかる様な動きが出る傾向があります。こうなったら壊れたのでなくて
オーバーホール時期だと思って作業して下さいね!
(スズキスポーツのLSDだとヘタルとスカスカになって普通のオープン
デフみたいになるだけです)

チャタリングがひどいまま使っているとリングギヤなどの摩耗が心配で
す。この車も1年近くガコガコしながら走っていたので、大丈夫かな〜?
って心配しながら点検すると、歯当り面が正常状態に比べ傷の様な状態
で、やはり正常状態ではありませんでした。
でも今回は一般的な使い方しかしていないお客様なので、予算の関係
もあり、バラす前の試走でも直進時に変なギヤのうなり音も出ていなかっ
たので、そのままま再使用してデフだけオーバーホールしておきました。

そうそう、今回のデフはチャタリングの感じでクスコのLSDだろうと判断し
(お客様も中古で車両購入し、何が装着されているか解らないので)RSの
OHパーツを用意しておいたのだが、開けてみたらMZタイプで再度取り直し。
MZの方が基準イニシャルトルクが高い分ヘタルとチャタリングも凄いのかな?
この辺は良く解らないけど、とりあえずオーバーホールしてスムーズな動き
に復活しました。

気を付けて楽しんで下さいね!

そーそー、群馬ナンバーのお客様のも以前から同じ様にチャタリング出ていて
オーバーホールした方が良いですよって伝えてるけど、そちらは大丈夫かな?
リングギヤとか駄目にしちゃわないうちにオーバーホールして下さいね・・。
NEXT
U P
パワステポンプからフルードが漏れてファン
ベルトで拡散されていたるところがベトベト。
パワステポンプはリビルト品でASSY交換し
ました。
ウォーターポンプに接続となる水パイプのOリ
ングは交換の為、取ろうとしたら硬化して切れ
ちゃいました。今回交換して良かったです。
以前から何度かメンテナンスでご来店頂いていたヴィヴィオのお客様
から久しぶりに連絡が。「近くのスバルディーラーに車検をお願いしよ
うとしたら、エンジン回りのオイル漏れがひどくて、修理しないとこのま
までは車検通せないですよと言われちゃいました〜。どうせ直すなら
コスミックさんでお願いしたいのですが」と・・。 ありがとうございます。

来店頂き車を点検すると、エンジンフロント部分やリヤ部分とエンジン
全体的にオイルまみれでどこから漏れてるのか判断出来ない位にオ
イルまみれ・・。もう5年位来店しないうちに、久しぶりに見たヴィヴィオ君
はなんか大分ヤレちゃった感が・・・。
一通りエンジンルームのオイル汚れを洗浄し、少し試走して再度オイル
が滲み汚れ出す所を探ると・・・。
エンジンフロント側はパワステポンプからフルードが滲んでいる様。リヤ
側はミッションからなのか、リヤクランクシールからなのか、今一判断
出来ず・・。
お客様の意向で怪しい所は一式整備する方向で作業する事に。

パワステ・フルードでエンジンフロント側は全体的にオイルまみれで
いたる所にオイルが付着しており、H15年に一度タイミングベルト交換
してるけど、これだけオイルまみれになってるとこの際再度交換して
おいた方が安心という事で、タイミングベルト交換でフロント回りをバラす
ついでに今回はウォーターポンプやカム・クランクのオイルシールも
交換と、前回交換しなかった部品も年数を考慮して今回は交換する
事にしました。
ミッション側もミッション降ろすついでにクラッチ交換や、5速を高速巡
航時回転を下げられる様にプレオの5速に交換したいとご依頼で交換
しました。

そのほかシフトリンケージの根元のブーツが切れて中が泥などの侵入
でジャリジャリだったり、ロアアームのジョイントブーツが切れていたりで
一式整備しておきました。
これでオイル漏れは大丈夫かな?

日頃からオイル交換や車検などで定期的にご来店頂けると、ここまで
ひどくなる前に直しましょうってご提案出来るので、よろしくで〜す。


5月××日  スバルViViOのエンジン回りオイル漏れ修理しました。
シフトレバーの根元。リンケージの支点部の
ブーツが切れていて中がジャリジャリ。
ここは古くなると切れてる車両も多いので
注意して下さいね。
ミッションケースを洗浄し、デフサイドシールや
シフトフォークシールなどオイル滲みが見られた
シール類を交換。
ギヤ比が少しハイギヤー度になるプレオの
5速と交換しました。
クランクリヤオイルシールを交換し、メタル
キャップとブロック間に入るシールが硬化して
たけどここは外からシール材を塗って処理
しました。
ミッションクラッチハウジングはオイルとクラッチ
ダストで汚れが・・・。
新品ウォーターポンプを取付、カム・クランクの
フロントオイルシール交換しました。
リングギヤの当り面が細かい傷の様な物が
入って摩耗してる感じ。
チャタリングで旋回時、叩かれる様に動くから
だろう。
本当なら交換したいところだけど、変な音も
出ていなかったので、そのままにしておきました。
エンジンフロント側のファンベルトテンショナー
など部品を外すとタイミングベルトカバー全体
がベトベトです。