以前、中古車で販売させて頂いたカプチーノのお客様が車検でご来
店。回送で車両を走らせると、足回りがへたり切っていて、道路の段
差通過などで底突きしてたり、ミッションが入りずらくなっていたり、
サイどブレーキは片方動かなくなっていたり、ブレーキローターが
摩耗していたり・・。各部が正常に機能していない所が多く、せっかくの
カプチーノが可哀そう〜な状態に・・・。
お客様に伝えると、お客様も乗りっぱなしで何もメンテナンスしていな
いという事は気にしていて、この際だから一式メンテナンスして下さい
という事に・・。

前後ブレーキオーバーホール、サスブッシュ交換、リヤハブベアリン
グ交換、サスアームエンドブーツ交換、ショック&スプリング交換、ク
ラッチ交換、ミッションオーバーホール、エンジンマウント・デフマウント
交換と一式メンテナンスする事になりました。

各部リフレッシュした後は、ミッションはスムーズに入るし、サスもスト
ロークが出てガツガツ突き上げも無くなり、サスブッシュ交換の効果も
あって真直ぐ素直に走る見違える様な動きが復活!!

お客様も帰りの外環で、きっと動きが良くなって笑っちゃいますよって
伝えたら、帰られてすぐにメールで「あまりにも走行フィーリングが良く
なって、確かにニヤケちゃいました。」ってメールが・・。
いつも乗ってると車がヘタッテいるのに気付けないとも・・。こんな物と
思い乗っていたと・・。

せっかくのカプチーノ。本来のコンディションで走らせて楽しんで下さいね!
少しはお役に立てて嬉しいです。
助手席側のエンジンマウントはアウターの
鉄部分と中身の突起部分が完全にくっ付い
てしまっています。
デフケースの作業終了。
ケースも泥類を取り除き綺麗に清掃済み。
泥がこびり付いてると放熱効果が落ちます
から・・・。少しでも良い状態で。
ミッションリヤエンドのオイルシールから
オイルが滲んでます。
オイルシールを交換しました。
NEXT
U P
デフマウントが切れてるので交換しました。
ついでにデフサイドオイルシールなどの
シール類も交換。

サスアームのエンドブーツもヒビだらけ。
今にも切れそうなのでブーツ交換しました。
以前、他の作業でご来店頂いていたお客様で、その時「エンジンマウン
トがへたり切ってますから注意して下さいネ」とお伝えしていた方が、
予算が出来たのでマウント交換にご来店。

エンジンマウントの左(助手席)側は、アウターの動き止めの鉄部分と
中身が完全に接触している状態までへたり切ってエンジンが下がって
います。
外してみると、マウントのゴム部分と固定用のボルトの金具が完全に
剥がれてしまっていました。こうなっているとエンジンが単純にのっかって
いるだけで固定されていない状態となっており、非常に危険でもある
状態でした。作業して良かったです!

ミッションマウント部を交換しようと作業に入ると、ミッションのリヤエンド
のオイルシールからミッションオイルが滲んでいるのを発見。お客様に
連絡して追加でシールも交換する事に・・。
ミションマウント部はミッションオイル漏れで、オイルまみれになっていた
けど切れる様な状況までにはなっていませんでした。
でも、ゴムにオイルが長い時間付着していると、オイルがゴムを痛めて
劣化が早くなりますのでご注意くださいね。

今回のお客様はスポーツ走行する事は無いので、マウントは純正のマ
ウントで交換しました。

皆さんも、タイヤハウスを覗くとエンジン両サイドのマウントは覗けますの
で、アウターの動き止め鉄部分と中身のクリアランスが小さくなってい
ないか点検してみて下さい。
カプチーノは助手席側に傾いた形でエンジン搭載されているので、助手席
側のマウントのへたりが多いので、そちら側のマウントを点検して下さいネ。
3月××日  カプチーノのエンジンマウント交換など・・。
いつもの様にシンクロリングが段付き摩耗
してました。
5速のシフトフォークも摩耗していたので
新品に交換しました。
ミッションマウント部のブラケットがオイル
まみれに・・・。
ショック&スプリングを新品に。
リヤハブ&ベアリング類も新品に。
いつもの様にトレーリングアームはセンター
が思いっきりずれています。
新品純正を取付ると、アウターの鉄部と
中身の突起部はクリアランスが8mm位
確保。
へたるにつれて間隔が少なくなってしまい
ます。
3月×日  カプチーノを各部一式リフレッシュしました。
取り外したマウントは固定ボルトの台座がゴム
部と分離してしまってました。
下のマウントが新品純正品。