ロアアームのボールジョイントにガタが出ていて
取り外すと、ブーツのジョイントシール部にブリス
が滲み出て汚れてます。
新しいブッシュを入れた図。
何年か前にミッション降ろした時には特別異常
は見られなかったけれど・・。
19万キロにもなると、こんな所も壊れたりするの
ですね。
ロアアームも強化ゴムブッシュに交換するので
外したついでにブーツも新品に。
グリスがほとんど抜けてます。でも錆びや摩耗
は無かったので新しいグリスを入れてブーツ 
交換しました。

スズキから送られて来た案内です。
3m位あるアクセルワイヤー。新品に交換しま
した。でもまだ今いちアクセル重いような・・?
何かほかに原因があるのかな〜?
オイルパン全体にオイルが付着。しずくが出来る
程汚れています。アクセルワイヤーを交換するので
運転席後ろのサービスホールを外して点検すると
どうやらエキゾーストのカムのオイルシールあたり
からオイルが漏れている様な・・。
早く交換しましょうね!
ジャリジャりのグリスを取り除き、パーツクリー
ナーで汚れを流すと、黒っぽく錆び果てたジョ
イントが・・。ガタガタで今にも抜け取れそう・・。
危なかった〜。
タイロッドエンドブーツはヒビ割れしてたので
中のグリスを掃除して、ガタが出ていない状態
だったのでブーツのみ新品に交換しておきました。

ワゴンRのお客様がカムシャフトのオイルシールからオイル漏れ修理で
ご来店。CT21SのワゴンRで普段のお買い物の足に使っているだけの
車なので距離は年式の割には少ない車両。H8年式で約5万キロ。
でもカムシャフトのオイルシールからオイルがかなり漏れていたので
タイミングベルトなどもオイルが付着してしまっているので距離は少ない
けれど分解ついでに新品に交換しました。
ところで作業でリフトアップしているついでにロアアームのガタを点検して
みると・・。あれ?ボールジョイントにガタが出てるぞ〜って・・。
ブーツは切れている訳ではないが、ジョイントに接触する部分のシール部
のゴムが劣化して、ゆるくなってグリスが滲み出ている状態。
ブーツを外すと・・・。グリスと泥が混じった様な凄い状態に!!
その泥まみれのグリスを綺麗に取り除くと、本来鏡面の様なきれなはずの
ボールジョイントは錆びて黒っぽい状態に!!こわ〜。
ガタの出ていた右側は新品のロアアームに交換。左側はブーツを外して
点検したら錆びていなかったので新品ブーツに交換して終了となりました。

そんなワゴンRの後に入庫して来たアルトワークスも同じ様に、今度は左
がガタガタに・・。ロアアーム交換して反対側はジョイントブーツ交換と・・。

今年の夏前頃だったか、スズキからボールジョイントの点検を促す案内が
来ていたけれど・・・。
最近は突然のゲリラ豪雨などの影響もあるのか、低年式車には同じ様な
トラブルが発生する頻度が多いのでしょう。
ここ何年かダイアリーでもご紹介させて頂いておりますが、カプチーノなど
もサスアームのジョイントブーツが劣化しているので良く交換してます。
15年〜年数経ってればしょうがないので、早めに点検しましょうね。

あとは変わったトラブルとして、19万キロのカプチーノのお客様が車検で
入庫。最近1速とか停車している時にギヤが入らない時があると言ってい
たので点検するとシフトの遊びがやたら多くて、ナンで???ってことで
各部点検すると、なんとシフトリンケージのジョイント部に入っているはずの
プラスチックカラーが無くなっていました。ミッションマウントのブラケット部に
破損した欠片が引っかかっていたので劣化で砕けたみたいです。こんなの
初めて・・。



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U P
10月×日  AZ1の足回り交換など。
10月××日  ワゴンRやアルトワークスのロアアームが・・。
抜けきったショックをKYBのショックでリフ
レッシュ。スプリングもローダウンに。
リヤのサスアッパーサポート。中のゴムがへたり
きって5mm位もち上がっています。
車をリフトアップすると遊びが出てしまっている
ので荷重が抜けた分下がります。
よって走行中コーナーなどの荷重の変化で動き
まくっているので非常に危険な状態です。

ブーツを外すと、中にはグリスと泥が混ざった
様な物が・・・。水が侵入していて錆びがグリスと
混ざってジャリジャリしてるのかな?
前回他の作業で入庫していたAZ1のお客様が、その時ショックが抜け
ちゃってますね〜っという事で、足回りのリフレッシュでご来店。

ショックのアッパーサポートもゴムがへたり切って遊びが大きく出ていて
ショックのアッパーが5mm位上下に動いてしまう様な危険な状態。
AZ1はミッドシップでリヤ荷重が多くかかるせいかリヤが特に痛みます。
この辺もショック交換の際に分解するので忘れずに交換しましょうという
事で、強化ゴムのマウントに交換しました。
また、スタビやロアアームのゴムブッシュも同じ様にヘタッているので
合わせて強化ゴムブッシュで新品に交換して一式リフレッシュしました。
サスペンションを脱着するのにボールジョイントブーツも劣化しているの
でこちらもリフレッシュしておきました。
ジョントは各部錆びや摩耗も無く良かったです。

その他アクセルの操作感が重いようで、アクセルワイヤーの交換も依頼
受けました。AZ1はアクセルワイヤー、クラッチワイヤーが物凄く長いの
で、ワイヤーの痛みが出ると操作するのに抵抗が出やすく重くなったりし
やすいので注意が必要かな?

その他前回入庫した時も、エンジンオイルがかなりにじんでいたので、
パーツクリーナーで綺麗に流していたのだけれど、今回は前回以上に
にじみがひどくなっていて、どうもカムのオイルシール辺りが怪しそう・・。
今回は予算オーバーという事でそのまま手つかずで終了。早めに修理
しましょうね!
オイル漏れてると、オイルが付着して周辺のゴムホースやプラスチック
を劣化させてひどい事になりますから・・。

シフトをセレクトしてもニュートラルにある様に
グラグラ遊びがあって、何で?という事で各部
調べると・・。プラスチックのブッシュカラーが
欠損して無くなってました。
アッパーの中に入るゴム。左が永年の荷重で
つぶれ切って変形しているノーマル。
右が新品の強化サポート。新品はこれだけ
厚さがあるのです。