9月×日  アルトワークスのエンジンオーバーホールしました。
エンジンを車体から降ろしたところ。
ウォーターポンプ周辺がオイルまみれで
ベトベト。
新規のお客様が、峠を攻めると水温が上がってしまうという事で、エン
ジンオーバーホール依頼でご来店。
エンジンコンプレッションを測定してみると標準値より1.5kg・㎤程度
3気筒とも落ち込んでいるのでオーバーホールする事に。

エンジンを降ろすとウォーターポンプ付近のオイル汚れがひどいです。
K6Aはタイミングカバーとブロックの合わせ面が液体パッキンのみで
付けられてるので、年数経つとオイルが滲みだして汚れてる場合が
多いです。

エンジンを分解すると3番のシリンダー内が結構カーボンが多く湿っ
た状態。オイル交換はこまめにしてきたのかスラッジはほとんど無く
125000キロ走行の割にはすごく綺麗です。

ヘッドは分解ついでにポートの段付き修正やバリ取りして、バルブシ
ートの修正加工や面研、ブロックも面研とホーニング加工してオーバ
ーホールしました。

その他、エンジン脱着ついでに、古くなってる冷却水のゴムホースを
新品に交換したり、もろもろ作業をしながら作業しました。

これで峠も水温気にせず、楽しめる様になったかな?
気を付けて楽しんで下さいね~。
ヘッドを外すと3番のカーボンが他より多く
湿った状態。
オイルの交換は管理良かったと見えて、
スラッジも無く12万キロ走行にしたら綺麗。
バルブスプリングがかなりへたってました。
左が新品。
以前にもご利用頂いていたお客様が、車を買い換えたので愛車の状態
を把握したいので、愛車点検をし下さいと連絡が・・。
いつもの様に一式点検をするとエンジンオイルがかなり漏れて汚れて
たり、ISCソレノイドバルブの効きが不安定だったり、サスアームのエンド
ブーツがへたっていたりと・・。何点か気になる点が見つかりました。

エンジンオイルはプラグ周辺に溜まっていたり、レベルゲージの根元
周辺は、オイルとかなりの泥がまみれている様な状態。
プラグ周辺のオイル溜まりはカムホルダーの左右をつなぐゴムホースが
カチカチに硬化(劣化)してオイルが漏れてる様です。
このゴムホースを交換するのもカムホルダーを一度外さないと交換
出来ないので、ちょっと大変・・。
お客様もこの辺は気になるところという事で、作業をする事に。

車を購入する際、販売店で一応タイミングベルトは交換してくれていたとの
事。確かに新しいベルトが付いてました。でも、そこまでやるならカムホル
ダーパッキンとこのゴムホースも交換しておいてくれれば良いのにね!

カムホルダーを外すと、ホルダーとヘッドの合わせ面に液体パッキンが
塗りたくられ、パッキンを除去するのに一苦労。ここは液体パッキンは
通常塗らないところなので余計な事されると大変です。
しかもかなりの量を塗っていたのか、はみだして固まってるパッキンが
結構な量あって、ヘッドとカムホルダーのオイル通路にも、はみ出した
物があってオイル通路ふさいでなくて良かったな~って感じです。
もしオイルラインをふさいだりしたら、最悪焼きついちゃうよ~。

液体パッキンのかすがエンジン内部に落ちない様、ヘッド側を慎重に
掃除して・・・。ふぅ~。ほんと余計な労力です!!
綺麗に掃除出来たら新品パッキンを装着して戻します。
ついでにカムシャフトのフロントオイルシールもオイル漏れしてるような
ので交換し、オイル汚れを綺麗に清掃して終了。

ISCの作動は、ISC自体は交換されている様な、比較的綺麗な(新しめ)
の物が付いてるので、スロットルボディ内部を洗浄する事に。
スロットル内部も永年のスラッジ汚れで空気の通り道が詰まり気味に
なっているとISCがうまく作動しない様な事があります。
今回もスロットル内部を綺麗に洗浄したら復活しました。

これで少し安心して楽しめるかな?
皆さんのカプチーノはどうですか?

ポート内のバリ取りをついでにしてあげます。
バリ取りして、ポートの内の空気の流れを
スムーズに・・・。
ブロック上面も面研して、シリンダーもホーニング
加工して、新品ピストンを組み込み。
NEXT
U P
ヘッドも組んでタイミングチェーン装着。
9月××日  カプチーノのエンジンオイル漏れ修理。
スロットルボディ内部もスラッジはこびり付いて
真っ黒。各ポートをパーツクリーナとエアーブロー
で綺麗に清掃しました。
カムホルダー側も綺麗に清掃して・・。
これから新品のパッキンをセットして,センターの
ゴムホースを新品にし、ヘッドに戻します。
カムホルダーを外した所。オイルが溜まってます。
そして合わせ面に液体パッキンが塗られ・・・。
綺麗に清掃して、隙間ふさぎのスポンジスポン
ジテープも新品に交換して・・。
このテープが駄目になってるとタイミングベルト部に
異物が入る可能性が起きるの注意です。
タイミングベルトのインサイドカバーもオイルで
ベトベト・・。
カムホルダー側も液体パッキンがはみ出る
様に・・・。
オイルレベルゲージの根元周辺はオイルが泥
とまみれてこびり付いてます。
プラグ周辺にエンジンオイルが溜まってます。
カムホルダー左右をつなぐゴムホースがカチ
カチに劣化して、そこからオイルが漏れてる様
です。
新品ウォーターポンプも装着し、これから
補器類を取付ます。
ばらしたついでにスロットル内部の汚れも
洗浄しておきました。
ヘッド側の合わせ面を綺麗に清掃して・・。ふぅ~。