9月×日  カプチーノのサス・ブッシュ交換等しました。 
カプチーノのお客様が愛車点検でご来店。
全体的にしっかりしている車両で気になるとすればステアリングラックに
ガタが出ているかなっていう所。
お客様本人も、サスペンションブッシュを交換してリフレッシュしたいという
ご要望もあり、それでは足回りのブッシュ交換と合わせてステアリング
ラックのオーバーホールを行いましょうという事に。
その他、サスペンションアームのジョイントブーツも切れてはいないが
ゴムの張りが全般的に無くなっているので、ブッシュ打ち換えでアーム
脱着する際に新品に交換しましょうという事で・・。

サスブッシュはどの車も同様ですが、一番へたり具合が解りやすいリヤ
トレーリングアームのブッシュの画像を・・。かなり中心がゴムのへたりに
よってずれてます。
あと、リヤハブを外す際、この車はハブのガタはなかったので、ドライブ
シャフト側のオイルシールだけついでに交換しておきました。
ほとんどの車がこの辺もゴムがへたって、ハブベアリングに水が侵入し
て錆などの悪影響でハブベアリングが損傷してガタが出るなんて事も・・。
オイルシールはハブのアウト側にもあるけれど、そちらは分解しないと
交換できないので、そこまでやる時はベアリングから一式リフレッシュし
ちゃった方が良いので・・。

これで、また少し貴重なカプチーノが蘇ったかな?

9月××日 カプチーノのウォーターポンプから水漏れ修理で・・。 
カプチーノのお客様が中古車を購入して、クランクプーリーが心配なので
交換してとご来店。プーリーを交換しようとすると冷却水のリザバータンクが
かなり減ってるな〜って・・。良く見ると、ウォーターポンプからクーラントが
滲み出ています。
早期発見で良かった良かった。このまま気が付くのが遅れて、完全にウォー
ターポンプが壊れたら走行不能になってしまうし、走行中に完全に壊れたら
オーバーヒート起こしてエンジンまでダメージを負ったりする可能性も有り
ますからね。
ウォ−ターポンプを取り外すとシリンダーブロックの水路が結構錆びてます!
クーラント交換をしばらくしていなかった時期があったんだろーなー。

あと、作業にかかる際にお客様が「高速道路を走行すると水温計がどんどん
下がって来ちゃうんです。」って言ってたので、サーモスタットも開きっぱなしで
すね、って事で交換する事に。ケースを外すと案の定固着してました。
こうなってると、オーバークールになったりで、燃費が悪くなったりしますから、
みなさんも気をつけてね!
あと、タイミングベルトのカバーが反っていて、タイミングベルトと干渉して削
れていたので新品に交換したりと諸々修正しておきました。

皆さまも、カプチーノとかはもう充分に旧車の域にある車ですから、少し前には
大丈夫だった部品が気が付いたら駄目に・・なんて事もありますので、1か月に
1回は走行前にエンジンルームを覗いて油脂類の漏れがないかの点検しましょ
うね!
取り外したブッシュ。カプチーノは贅沢な
ダブルウィッシュボーンなので数が一杯です。
リヤハブ内側。オイルシールのゴムの張りが
いまいち・・。ハブのスプライン部も若干錆が・・。
ゴムの張りが無くなって、グリスが抜けて
しまってるジョイントブーツ。
ステアリングラックをオーバーホール。
見ずらいですが、ウォーターポンプから
クーラントが滲み出ています。
ウォーターポンプを取り外すとブロックの水路
に結構な錆が・・。
リヤトレのブッシュ。左側がへたって中心が
ずれてます。右がこれから打ち換える新品。
交換した張りのあるブーツ。
ここも張りが無くなってグリスが抜けて
しまってると、水の侵入などでジョイントが
ガタガタになって壊れる場合が・・。
NEXT
U P
ブッシュを打ち換えたリヤサスペンション。
アーム類は外したついでにシャシーブラック
でペイントして補修しておきました。
綺麗に掃除してオイルシールも新品に交換
しておきました。。
左が新品。冷えてる時の閉じた状態(正常)。
右が壊れて開きっぱなしとなった物。
サーモスタットが開きっぱなしになってます。
タイミングベルトカバーとタイミングベルトが
接触してカバーが削れてます。