カムハウジングは綺麗に洗浄し、カムジャーナル
部の摩耗を確認。こちらは問題なさそうで再利用。
ヘッドのスラッジは物凄く多い事もなく・・。
ロッカーアームのカム接触面もガタガタに・・。
新品の触媒。ぎっしり詰まってます。
カプチーノのタービン交換が3台続きました。
皆、どの車両もタービンブローして白煙が出てしまってるという事ではなく、
走行距離も行ってるのでという事での交換です。
どの車も走行距離は10万キロオーバーで、ターボ回りは長年のオイル滲み
に埃が混じってテロテロの状態。15万キロ走行の1台のタービンはコンプレッ
サーの羽は明らかに摩耗損傷してました。この状態では、過給の立ち上がりも
随分トロイはず・・・。
皆、リーズナブルなノーマルタービンのリビルト品へ交換しました。これでまた
本来のパワフルなトルクを楽しめるかな?

そんな作業の中で、触媒が空っぽになってる車両が2台。そして、エキマニに
クラックが入ってしまってる車も2台と・・・。余計な作業が増えてしまう事に・・。
触媒は1台は画像の様に1/3位欠損している物と、もう一台の方は完全に空っ
ぽになってしまってました。結構距離を走ってる車は触媒の中身が無くなってる
なんていう車も良くありますので、マフラーのフロントパイプを外す際は触媒の
中身を覗いてみて下さい。空っぽだと地球環境にも良くありませんから・・。
エキマニのクラックもたまに見られます。大抵は画像の様な位置にクラックが
入っていますが、通常は遮熱板が覆っているので見えません。
空ぶかしなどでエンジンルーム内で排気ガス臭かったりすると怪しいです。
遮熱板を外して確認して下さい。その下のターボを取りつける3本のボルトも
緩んだりしてる場合がありますので、ついでに確認の上緩んでいれば増し締め
しておきましょう・・。
(その時ボルトに焼きつき防止剤を塗布して下さいね!)
8月×日  カプチーノのカムシャフトが・・・。 
カプチーノのカムホルダーパッキンからのオイル漏れ修理が続きました。
そのうちの一台のカムシャフトが・・・。

カムホルダーパッキンを交換するためカムシャフトハウジングを外して
いつもの様に作業を進めてふとカムシャフトに目をやると・・・。
画像の様に、ロッカーーアームと接触している部分が異常に摩耗しており、
ロッカーアームと接触してないわずかな端の部分が1ミリ近くたってる状態。
こんなの初めて!!なんでこんなにカム山が摩耗してるの?!
一応寸法を測定すると、整備解説書の使用限度値をはるかに超えてるよ〜
オイル切れしてたのかな〜?
ロッカーアームの接触面を確認すると、こちらもかなり摩耗しておりガタガタ
になってる物も・・。

ヘッドの汚れを見ると、綺麗な方ではないけれど、スラッジでオイル穴がふさ
がっている様な事もなく、距離・年数相応って状況。本当に不思議・・。

とりあえず、こんな状態ではバルブのリフト量も少なくなって、相当パワーダ
ウンしてるんだろーな〜なんて訳で、お客様に連絡を取って新品部品に交換
しました。

一応一式作業を終え、アイドリング中にオイルフィラーキャップを外すと、カム
回りは普通にオイルが飛んでて・・。なんであんなに摩耗したのか・・?

様子を見ながら乗ってもらって、エンジンオーバーホールも頭に入れておいた
方が良いですよって・・。 96000kmの車両でした。
触媒自体中で遊んでる状態。どんどん
欠けて小さくなってる途中。
触媒の一部が欠けて無くなってます。。
新品のエキマニです。
解りずらいかも知れませんが、羽の先端が
摩耗しガタガタになって隙間も大きくなってます。。
カム山の端に耳が立ってます。
解るかな?
ドライバー先端で示す横に走ってるスジが
クラックです。遮熱板の裏はガスで黒く・・。
8月××日 カプチーノのターボ交換で・・。  
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