8月×日  カプチーノのミッション&クラッチ関係で・・。 
カプチ-ノのミッション&クラッチ関係で変わったトラブルがありました。

まず1件は、「ギヤが入らなくなっちゃったんですけど・・。」と電話が。
突然、シフトレバーがシフト出来なくなっちゃったという事・・。
とりあえずトラックで引上げに行って、シフトを動かしてみると・・。
一度確かに引っ掛かるようになってギヤがストローク出来なかった
のだが、色んな方向に動かしてみたら、あれ入った・・。見たいな。

その後はどのギヤも普通に入るようになったのですが、一応引き
上げて点検してみると・・。なに~?これ?って事で、画像の様に
余計な部品がシフトレバーの箱のところに入ってました。
これって、前オーナーがクイックシフトか何かでシフトレバーを抜き
差しした時、落してそのままに放置して、同じブッシュを正規に組み
込みして使ってたんですね~。それが、何かの拍子で挟まってシフト
レバーが動かなかった!!あり得ません。落としたものはきちんと
拾っておきましょう!!

次は、だいぶ前にも一件あったけど、クラッチ交換でミッションを下ろ
して見ると、クラッチレバーのレリーズベアリングを固定するピンが
折れてしまっているトラブル。
古くなると、こんな症状も起きるんだな~って。
こうなるときちんとレリーズベアリングが動かなくなってしまうので、
クラッチ操作が正常に出来なくなったりします。

クラッチ操作した時に、ペダルの踏み込みに抵抗感があったり
引っ掛かり感があったりすると、怪しいかも?
皆さんのカプチーノは大丈夫?。
カプチーノでサーキット走行を楽しんでいるお客様が、「オーバーヒート
させてしまって、ヘッドガスケットが抜けたみたい」とご来店。
エンジンオーバーホールする事に・・。

オーバーヒート起こす前に、自分でクーラント交換するって、グリサンチン
を買っていったけど、ちゃんとエア抜き出来てたのかな?なんて思いなが
らも、オーバーホールする事に。

オーバーヒートさせてたエンジンも、もう6~7年前にオーバーホールして
作ったエンジンで7万キロ以上使ったという事なので、スペアに持っていた
中古エンジンを使って、再度エンジンを仕上げる事にしました。

ヘッドはポートのバリ取りや段付き修正したり、それなりに修正できるポイント
に手を入れて、仕上げました。

しっかり慣らしして、また楽しんで下さいね!

一式パーツを組み立ててアッセンブリーとなった
エンジン。これから補器類を組みつけます。
メタルヘッドガスケットを使って組むので
ブロック面も修正研磨してます。
新品のレバーをミッションケースに組み込み済み。
これで正常に戻りました。
レリーズレバー。上が新品のピン付き。
下が外した物。
ミッションを下ろすと、レリーズベアリングがする~と
落っこちました。あれ?ってみるとピンが折れて
なくなってます。
シフトレバーボックスを開けると、シフトレバー先端に
はまるはずのブッシュが落ちてました!。
ヘッド面も勿論修正研磨済み。
バルブ類も新品パーツで組み込みました。。
シフトレバー先端には、同じブッシュがきちんと装着されて
います。何で~?落としたらちゃんと拾っておこ~よ~。
NEXT
U P
8月××日  カプチーノのエンジンオーバーホールしました。