ミッションを降ろしてレリーズを見ると、途中
で引っかかってきちんと戻ってません。
普通はミッション降ろしてる差魚中にリターン
スプリングで完全に戻されてるのですが・・。
ケースのスライド部がかなり段付きに摩耗して
るのかな?
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U P
ミッション降ろすのにエンジンオイルが漏れて
汚れているのを発見。
汚れを追っていくとヘッド方から汚れてます。
 
プラグ周辺にオイルが溜まってます。
カムホルダーパッキンから?
4年約4万キロで漏れ出した・・。
カムホルダーを外したところ。
ヘッドの内側は、まだまださすがにスラッジも
無く、いまだに綺麗です。
9月××日  カプチーノのデフ修理しました。 
冷却水のリザーバータンク内のクーラント
も少なくなってます。
レリーズベアリングを外してケースの
スライド部を点検すると、かなり段付きが
ひどくなっていました。
4年前にエンジンオーバーホールや諸々のリフレッシュをした事のある
お客様がクラッチの調子がおかしいとご来店。

4年前に作業した時もクラッチ交換はしており、その時12万キロ強だった
のですが、クラッチのレリーズベアリングが取付部分のミッションケースが
他の車両に比べると段付き摩耗が多いなーっと感じ、ペーパーで少し段付
きを修正していた車です。

クラッチペダルを操作する際に、スムーズ感にとぼしく、かなり引っかか
るような抵抗感があり、高速ではもしかしたら滑ってるかも?との事。
エンジンオーバーホール後、車検などでも定期的にご利用頂き、前回の
車検も時もクラッチのスムーズ感が・・。という事でエアーでケース内を吹
いたら改善していたのですが、やっぱりレリーズの動きがケースの段付き
摩耗で引っかかってるのかな?という事で今回はミッションを降ろして点検
する事に・・。

ミッションを降ろすとレリーズが画像の様にスプリングの力だけでは戻り
きっておらず、途中で止まってしまってました。
この状態ではどうしようもないので、今回はミッションケースを新しくする
事に。
ケースのフロント部分を新品に交換する為に、ミッションを分解して中身を
移動して組み立てました。
クラッチカバーもレリーズが通常よりもずっと押されていた状態でかなり
摩耗していたので新品に交換しました。
新しくしたケースではクラッチペダルが軽〜く超スムーズ!!これが本来
の姿なんだよね!
このミッションケースの摩耗はレリーズの可動部にクラッチダストが入り
込んで動きが渋くなりだすとケース側がアルミで柔らかいから摩耗が多く
なると思われます。そのためにもクラッチ交換時は綺麗にケース内を洗浄
しましょうね!

それと、今回の作業でエンジンのオイル漏れも発覚。前回の昨年の車検時は
漏れてなかったのに・・。
点検するとプラグ周辺にオイルが溜まってます。カムホルダーパッキンから
の漏れ?4年で駄目か?って思いながらも追加で作業する事に。
皆さんも何年か前に結構カムホルダーパッキン交換した車がありますが、
又そろそろ漏れ出してもって時期になってきたのかな?

くどいようですが、大切なカプチーノを維持するためにも、こまめにエンジン
ルーム内の点検しましょうね!
それで変化・トラブルに気が付いたら早めに対処が大切ですよ!


9月×日  カプチーノのミッションケース交換しました。
ピニオンギヤの歯面も損傷。ベアリングも
変形してしまってます。
LSDケースにピニオンギヤが接触してキズ
だらけ! リングギヤの歯面も欠けてます。
新品のミッションケースフロント部。
これから旧ミッションの中身を移動します。
カバーのダイヤフラムのレリーズ接触部分
がかなり摩耗してます。
手でレリーズを奥まで動かすのに、かなり
抵抗がありました。ダストがかなり噛んでる
のもあったみたい。
オイルクーラーにつながる水ホースに小さな
亀裂が・・。クーラントがにじんでます。
カプチーノのデフトラブルでお客様がご来店。

デフケースのピニオンシャフト部のオイルシールからオイル漏れを
起こして、少し前に他店でオイルシールの交換をしてもらったそうで、
その後しばらくしたらデフから異音が出て、スペアに持っていたノー
マルのデフASSYに自分で交換して、異音の出たLSD付きのデフ
ケース持参でご来店と・・。

壊れた持参したデフケースを点検すると、ピニオンの取付ボルトが
緩めてあったので自分で何か点検する為に緩めたのかな?って
思いながらも、ケースの蓋を開けるとピニオン固定のナットが緩んだ
為にピニオンシャフトが動いてデフケースに接触してたり、当然リング
ギヤやピニオンギヤの歯面に損傷があったりピニオンベアリングが
壊れていたり・・・。中身の部品はほとんど使えない状態。
各部品をバラしてケース自体を点検すると幸いケースは使えそう。
という事で、中身の部品を用意して組み直ししました。
月一ペースでサーキット走っているそうで、何が原因でこうなったの
か?ですが、もしかしたらピニオン部のオイルシール交換時に固定
ナットの締め付けが甘くて緩んだのが原因なのかな?なんて考えたり
しながら、様子見て使って下さいと伝えて終了となりました。

この作業をししてた時、なんかエンジン下でクーラントの匂いがするか
な?って点検すると水ホースの一部が切れかかってクーラントがにじん
でいました。キズがさらに広がってクーラントがじゃじゃ漏れになっても
いやなので、追加で切れてるホース交換しておきました。

皆さんも、こまめにエンジンルーム開けて油脂類の量の点検位はしま
しょうね!